投資を始めるなら何歳から?軍資金はいくらから?

どうも、FX裁量トレード修行中のウージーです。

私は2019年の1月からFXの裁量トレードに取り組み始めたのですが、8か月が経過する今になってようやく成長を実感できているところです。

運用成績はまだマイナスですが、トレードの手法やメンタル面の制御など、伸びているという実感を持てるのが楽しくて日々勉強を続けています。

と同時に、「もっと早く裁量トレードに取り組んでおけばよかったのに…」なんて考えてしまうこともあって、それが無用な焦りにつながっているような気もするわけですが。

なので今回は、投資を始めるなら何歳からが良いのか?

軍資金はいくらから始めるのがいいのか?

といったことについて考えていきます。

投資はなるべく若いうちに、軍資金が少なくても始めるべき

まず私なりの結論なんですが、投資に興味があるなら少しでも若いうちに、そして軍資金が少ない状況でも、とりあえず始めてみるのが良いと思います。

というのも、投資の世界で戦っていくには知識やスキル、経験、そしてメンタルや資金力など、本当に色々な要素が必要になります。

さらに全ての要素が絡み合って結果へと結びついていくので、どこか一か所でも弱点があると一気に転落してしまうこともあり得る世界です。

例えば資金力があっても知識が無ければ悪徳業者の良いカモですし、メンタルが未熟だと高いスキルがあってもそれを使いこなすことができません。

そして、そういった様々な要素を伸ばしていくには通常、それなりの時間が必要です。

なので私としては、なるべく若いうちに投資を始め、着実に力をつけていくことをおすすめします。

投資と無縁なままで、まともに生きていけるのか?

日本では年々平均寿命が延びており、子供の数は減り続けています。

なので少子高齢化がさらに進んでいくことはほぼ確実です。

その結果、はっきり言ってしまえば今の日本の若者が老後を公的年金だけで暮らしていくなんてことは夢物語と言えるでしょう。

そして政府もつみたてNISAやiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)といった制度を作り、年金支給年齢も引き上げ、「老後資金は投資で作れ。自己責任でなんとかしろ」という強烈なメッセージを国民に叩きつけてきます。

ついでに言えば銀行預金では定期預金でもほとんど利息がつかず、年に1回でもATMの手数料を払うとむしろ赤字になるのでは、といった状況。

なので日本に生まれた一般庶民にとって、投資と無縁なままで一生を安泰に終えることは、今後はかなり幸運なレアケースになっていくものと思われます。

だとすれば、「いつ投資を始めるか」について悩んでいるくらいなら、「今この瞬間にでも投資を始めた方が良い」という結論になります。

軍資金が少ないのも、若いうちならメリット

若いうちから投資を始めるにあたって、充分な軍資金が無い、と感じる人が大多数だと思います。

確かに資金力が少ないということは投資の世界においてデメリットではあるのですが、ただ、若い初心者の投資家にとっては、軍資金が少ないという状況もメリットになり得る、と私は考えています。

むしろ初心者の軍資金なんて、少ないくらいがちょうど良いとすら思います。

というのも、もし仮に投資で全財産を失ったとして。

20代の普通のサラリーマンなら、多くても数百万円の損失で済みます。

ところがもし「60代で退職金を突っ込んで資産運用を始めた」なんて初心者だと、その損失は3,000万円とかです。

60代で3,000万円溶かしてしまうと、まぁ普通は再起できません。

ですが、20代の数百万円はその後の人生で取り返すことが充分に可能な額です。

そして、全財産を失っても何も学ばない、なんてことはまず無いので、20代が再起する際は「強くてニューゲーム」の状態で投資に取り組むことができます。

なので私としては「軍資金が少ないことは初心者にとってはメリットなので、少額からでも投資を始めてみるべき」という結論に達しています。

なお、投資で損失を出すと、場合によっては「自分は投資には向いていない」という考えに至って投資の世界から去っていく人も居るはずで、これは仕方のないことです。

でも、それはそれで、やはり若くて軍資金が少ないうちに投資を始めておけば、最少の損失で「向いていない」という事実に気付けることになるので、やはり長い人生においてプラスの出来事となります。

長期投資ができるのは若者の特権

投資で一定の成果を出そうと思うと、ある程度の時間をかける必要があります。

もちろん買った直後に値上がりする株とか、転売するだけで儲かる不動産とか、そういったものが世の中に無いわけではありません。

けれど当然ながらそういったものは目利きのプロが素人よりも早い段階で買い占めてしまうため、よほどの幸運でも無い限りは素人の手に入ることはありません。

なので素人にとっての投資の最適解は、ある程度の時間をかける投資、それもできれば株式への長期投資となります。

歴史を振り返ってみると、投資対象さえ間違わなければ(というかアメリカもしくは全世界の株式に投資するような内容の投資信託さえ買っておけば)数十年単位で見れば利益が出ることはほぼ確実と言えます。

ところがこの長期投資という戦略、なにしろ時間がかかるため、必然的に若い人にしか採用できない戦略です。

というのも、数十年単位で見れば成果が出るとはいえ、一時的な不況や金融危機などの影響で資産が投資元本を割り込むことはあり得ます。

そのため、資産を切り崩して生活費を賄っていく高齢者の場合、底値だとわかっているのに手持ちの株を現金化しないといけない、といったことにもなりかねません。

一般的に個人投資家の投資対象は、年齢が高くなるほど株式などのリスク資産から定期預金や債券などの低リスク商品に移行していくべき、と言われますが、それにはこういった不本意な損失確定の可能性を減らしていく、という意味があります。

つまり、株への長期投資は勝てる可能性が非常に高い戦略であるにも関わらず、その戦略を採用できるのは若者だけに与えられた特権、ということになります。

若いうちは投資よりも自己投資や経験のためにお金を使うべきか?

若いうちから投資を行うことについて否定的な人の意見として、「若いうちは色々な経験をすることや、稼げるようになるための自己投資にお金を使った方がいい」というものがあります。

この意見には私もある程度賛成で、「月々の稼ぎから最低生活費を引いた残りの全てを投資に回すべき」とまでは思っていません。

というかむしろ自己投資は積極的にやっていくべきです。

そのうえで、自己投資の一環として「投資経験を積む」というのもアリだと思うのです。

正直なところ、投資元本が小さいと利益も小さくなるのが道理です。

なので投資初心者のうちは投資収益そのものを目的とするよりは、経験を積むことによる自分自身の投資能力の向上を主目的に据えた方が、生涯を通じたリターンは大きくなるのではないかと思います。

投資をするか、それ以外にお金を使うか。

どちらか一方に絞るのではなく、「投資という未知の世界を経験してみる」くらいの感覚で少額から始めてみるだけでも、将来的には大きな違いになってくるはずです。

迷っているだけでは、未来は良くならない

ここまでで、若いうちからたとえ少額の軍資金でも投資を始めるべき理由は、理解していただけたと思います。

繰り返しになりますが、私としては「一生投資の世界とは関わらない!」と心に固く誓っている人でもない限り、投資を始めるなら早い方が良いと考えています。

「いつ始めようかな」と迷っているだけでも時間は過ぎていきますし、そのぶん得られるはずだった投資の経験値は得られないまま消えていくことになります。

それに今は昔と違って、少額からでも投資を始められる環境が整ってきています。

なので極端な話、映画を一回見に行くくらいの金額からでも投資を始めることができます。

というか極論、ポイントを使って実質ゼロ円から投資を始めることだってできる時代。

だからこそ20代と言わず、10代からでも投資を始めてみるのは非常に良い経験になるはずです。

未来はいずれ来てしまうけど、変えられるのは今現在の行動だけ

色々と書いてきましたが、正直なところ、投資をしなくても一生を幸せに暮らせそうだと思えるなら、無理して投資を勉強する必要も無いかな、とも思います。

投資に向き不向きがあるのも事実です。

ただ他の記事でも書きましたが、この国はたぶん、私たちの老後の面倒なんて見てくれません。

それは若い世代ほど切実に感じていることだと思います。

将来に対する漠然とした不安。

そんな不安を抱きつつ、ただ悶々とした日々を送るくらいなら、まずは小さくても最初の一歩を踏み出した方が良い。

大した成果を上げているわけではない私が言っても説得力に欠けるかもしれませんが、それでも私は投資の世界に足を踏み入れたこと自体を後悔したことはありません。

もし投資を始めるべきかどうか迷っている人が居るなら、失敗することも含めて、必ず良い経験になると断言できます。

いつか来てしまう未来が、少しでも良いものとなるように。

変えることができるのは、いつだって今この瞬間の行動。

それだけです。

プロフィール
ウージー

自由になりたくて高配当株を買い増ししている、30代既婚子持ちの共働きサラリーマンです。
投資や節約、子育て、副業、共働き、といった内容で記事を書いていますが、基本的には「誰かの役に立つかもしれない日記」です。
無理をせず、でも投げ出さず。小さな行動をコツコツと積み上げていきます。

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