初心者におすすめの株主優待はカタログギフト【家族ウケ狙い】

「株主優待に興味はあるけど、どの株を買えばいいのかわからない」

そんな投資初心者・未経験者はけっこう多いと思います。

なので今回は、株式投資歴10年以上の私、ウージーが最近になってようやく気付いた「カタログギフトの株主優待って良いな」と思うようになった理由を解説します。

株主優待としてカタログギフトをもらうとメリットが多い

株主優待の内容は企業によって様々ですが、その中でもカタログギフトをもらえる銘柄はメリットがいっぱいです。

特に家族持ちの個人投資家にとっては、1銘柄だけでもカタログギフト優待を実施している企業の株を持っておくと、今後の投資人生で家族の応援を得られる可能性が高まるのではないかと思います。

以下、私が考えるカタログギフト優待のメリットを挙げていきます。

カタログギフト優待のメリットは「お金を使わずに贅沢ができること」

株主優待でカタログギフトをもらうメリットとして私が主張したいのは、「お金を使わずに贅沢ができるって、すばらしい」ということです。

これはもう正直言って私の性格によるところが大きいのですが、私は必要以上のお金を使うことに、ちょっとした罪悪感のようなものを感じるんですね。

例えばスーパーで売っているような100gで800円の国産黒毛和牛のお肉。
収入的に、買えないわけじゃないんです。たまに食べたい日もあります。実際、買う時もあります。

ただそういう時、私は心のどこか片隅に「あぁ、無駄遣いをしてしまった…」という気持ちがあるわけです。

これが子供のための出費とか、家族で旅行に行くときの出費とかだと「必要な出費」だと思えるので何も感じないのですが、「贅沢のための出費」には、やはり多少の抵抗感があります。

はっきり言って、貧乏性というやつですね。

その点、カタログギフトに掲載されている商品(特に食品)は贈答品のような「ちょっと高級」なものがほとんど。
つまり「自分で買うには抵抗があるけど、もらえると嬉しいもの」というわけです。

お金を使わずに(罪悪感無く)ちょっとした贅沢ができる。

お金を使わずに(抵抗感無く)少しだけ生活レベルを上げられる。

私にとってはこれこそが、カタログギフト優待の最大のメリットです。

※とはいえこのメリットはあくまで私の主観で、しかも精神的なメリットなので共感できない人も居るかと思います。

自分に合ったものを選べるので、満足度が高い

カタログギフト優待の良いところは「受け取る商品を選べる」という点です。
当たり前といえば当たり前なのですが、これって結構、重要です。

例えば株主優待の中には、自社製品の詰め合わせセットが送られてくる、というものも多いです。
特に食品業界だと、お菓子のセットとか飲料のセットとか、ありますよね。

で、こういったセットだと「好きなものもあるけど、要らないものもある」といったことが起きてしまうわけです。「高血圧の薬飲んでるからグレープフルーツジュースは余るな…」みたいな感じでしょうか。

こうして「自分は要らないけど市場価値はある物」を貰ってしまうと、捨てるのはもったいないし、かといって貰ってくれる人を探すのも面倒。せっかくの株主優待なのに、ほんの少しとはいえストレスを感じてしまうことになります。

その点、カタログギフトであれば自分に合った商品を選んで受け取ることができるので、こんな面倒は起こりません。

欲しいものを選んで、あとは届くのを楽しみに待つだけ。

ストレスはゼロです。

家族でカタログギフトを眺めるのは楽しい

カタログギフトって、眺めているだけでも楽しくないですか?

食品であれば遠い地方の名産品とか、雑貨であれば「こんなのあるんだ!」と驚くような便利な雑貨が見つかったりとか。

株式投資にはあまり興味を示さない私の妻も、カタログギフトの商品を選ぶときは楽しそうにしています

配当金の通知を見ても「良かったね」くらいの感想しか言わない妻ですが、カタログギフトは全ページしっかり目を通してくれます。

また、子供がある程度の年齢になったら一緒に商品を選ぶのも楽しそうです。
子供には機会を見つけて金融教育をしていくつもりですが、カタログギフトの株主優待は株式投資に興味を持ってもらうためのきっかけとして有効活用できるんじゃないかと期待しています。

このように、「家族で商品を選ぶ」という時間には、お金では計れない価値があります

確かに、経済的観点から見れば非合理的かもしれません。
ですが、シンプルに「楽しい」という感情が得られる機会を自動的に増やせる仕組みとして考えれば、かなり優秀と言えるのではないでしょうか。

配当金やQUOカードは結局現金なので、浪費しづらい

カタログギフトと並んで人気の株主優待といえば、QUOカードです。

QUOカードは全国のコンビニなどでほぼ現金と同じように利用できますし、金券ショップに売れば額面の90%以上で換金できます。つまり早い話が、株主優待としてQUOカードをもらうのって、配当金をもらうのと同じなんですよね。(税金の話はあえて無視しますが…)

現金をもらうのと大差無いので、QUOカードの株主優待に人気が出るのは理解できます。ですが、だからこそ私は、QUOカードよりもカタログギフトに魅力を感じてしまうんです。

というのも、QUOカードであれば「生活必需品をQUOカードで買う」といったこともできるわけです。それが魅力でもあるのですが、そうすると結局は贅沢品を買うことにはならず、生活レベルを上げることにもつながりません。

「いやいや、贅沢するのにQUOカード使えばいいじゃん!」というツッコミが入りそうですが、いかんせん私は貧乏性。QUOカードといえど、自分が「贅沢」とか「浪費」だと感じることに使ってしまえば、ほんの少しとはいえ罪悪感に似た感情が生まれてしまうわけです。

同じことは、配当金にも言えます。

「株主優待を廃止して、そのぶん配当金を増額すべき」というのが経済的合理性から考えた場合の「正解」ですよね。

実際、私は株主優待が無い企業の株も配当金目的で保有していますし、配当金が振り込まれるのは、それはそれで嬉しい瞬間です。

ただ、振り込まれた配当金を使うとなると、そこはやっぱり現金です。無駄遣いに対するほんの少しの罪悪感は無くなりません。

そんなわけで、私にとっては配当金もQUOカードも「贅沢をすること」や「今現在の生活レベルを上げること」には繋がりにくいわけです。

カタログギフト優待には、現金では得られない心理的メリットがある

色々と書いてきましたが、やっぱりカタログギフト優待には経済的合理性だけでは計れない、心理的なメリットがたくさんあります。ざっとまとめると、こんな感じでしょうか。

  1. お金を使わずに贅沢ができる
  2. もらう商品を選べるのでハズレが無い
  3. 選ぶという行為自体が楽しい
  4. 投資に興味の無い家族にも好評
  5. 自動的に生活レベルが少しだけ上がる

株主優待はほとんど日本だけに見られる特殊な制度で、世界的には「株主への利益還元は配当や株価の成長で行う」というのが一般的です。
実際、数字が全ての機関投資家からすれば、株主優待を実施するくらいならそのぶん配当金を上げてくれ、というのは自然な考えだと思います。

ただ、私も含めて個人投資家は、自分自身の感情というものの存在を無視できません。

というか、最終的には感情が全てかもしれません。

理屈のうえでは正しいけど全然楽しくない投資よりも、合理的ではないけどなんだかんだで楽しい投資の方が、結局は幸せになれる気がします。

というわけで、カタログギフトの株主優待、おすすめです。

これから株を買うなら、準備してからチャンスを待とう。

株主優待の内容は、その株をいくらで買ったかに関わらず一定です。

つまり、できるだけ安い時期に買うのが理想、ということですよね。

で、株式市場では歴史上、数年に一度程度の間隔で暴落が起きています。

なので、そういう時期に株を仕込むことができればベストなわけですが、そのためにはある程度の準備が必要です。

というのも、株価が本当に安ければ、必ずある程度の買いが入ります。そして、買いが集まれば株価はすぐに上がってしまう。

なので個人投資家としては「いつでも買える」という状態を準備しておき、ここぞという時に買っていく必要があります。

「〇〇ショック」などで株価が暴落すると「証券口座の新規開設数が増えた」というニュースが入りますが、本当に賢い投資家はショックが来る前に準備を終えているわけです。

ショックが起きてから口座開設するのも、平時に口座開設するのも、手間は全く同じ。
だとすれば、興味を持った時点ですぐに口座開設しておくのが合理的だと言えます。

次の暴落でチャンスをモノにするために、平時から準備を進めていきましょう。
それでは、また。

プロフィール

自由になりたくて高配当株を買い増ししている、30代既婚子持ちの共働きサラリーマンです。
投資や節約、子育て、副業、共働き、といった内容で記事を書いていますが、基本的には「誰かの役に立つかもしれない日記」です。
無理をせず、でも投げ出さず。小さな行動をコツコツと積み上げていきます。

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